「Hop Step Musical!!」無事終演しました!

スタッフブログ/クレア

ミュージカルがもっと好きになれる、魅力たっぷりのひととき☆「Hop Step Musical!!」の模様をお伝えいたします!

 去る7月29日、当館にて大盛り上がり!の催しが無事幕を下ろしました。
 その名も、「Hop Step Musical!!」
 構成・演出を羽鳥三実広先生、監修を松田ひろ子先生が手がけたスペシャルな舞台から、大阪音楽大学ミュージカル研究会のプロミュージカル俳優の方々やクレア舞台芸術学校受講者がソング&ダンスショーを繰り広げました☆

 幕が上がれば、すてきなひとときのはじまりはじまり☆ オリジナルミュージカル『マッチのくさつ大ぼうけん』などで登場する「まち活マッチのうた」でにぎやかにオープニングです!

 楽しいオープニングの後は、ミュージカルの歴史をたどる旅へ出発!
 さっそく登場したのは、ブロードウェイミュージカル不朽の名作『コーラスライン』
 おしゃれで軽快な代表曲「ワン」は、ビールのCMなどで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
 この作品が焦点を当てているのはショウビジネスの裏側、コーラスのオーディションに集まった若者たち。舞台では主役でなくとも、それぞれの夢や希望、悩みを託してオーディションに臨む彼らの姿はとってもドラマティック!
 ブロードウェイでは初演から25年もの間上演され続け、当時最長のロングラン記録も作ったんですよ☆
 ステージでは劇中の一場面もあわせてお楽しみいただきました!

 続いて登場したのは、『ウエストサイド物語』。人種差別や貧困渦巻くアメリカを舞台に、対立しあう2つのグループの争いに翻弄される悲恋を描いた作品です。
 その悲しくも鮮烈な物語は1957年の初演からたちまち反響を呼び、押しも押されぬ名作ミュージカルとなったのですが、実は物語の下敷きになっているのはシェイクスピアの有名な戯曲『ロミオとジュリエット』!
 現代的なミュージカルと古典的な作品のつながりは意外なように思えますが、もともとミュージカルの大本「オペレッタ」は貴族の楽しみだったオペラを大衆化したもの。つまり、ミュージカル自体も元をたどっていけば古典につながるのです!
 作曲のガーシュウィンもクラシックとポピュラーの融合した曲を書いていたことを思うと、この作品にぴったりな名曲揃いなのも納得ですね☆

 ところで、ミュージカルのように歌とダンスで展開される物語、舞台以外でも見かけたことはありませんか?……そう、ディズニーなどのアニメ映画やDVDですね!
 庶民の娯楽として定着し、人々に広く愛されているミュージカルは、舞台以外で上演される娯楽にも影響を与えているんです!
 中には『リトル・マーメイド』のようにアニメ映画からミュージカルになった作品や、『アナと雪の女王』のように劇中のミュージカルシーンで歌われたナンバーが世界中で愛される名曲となる作品も♪

 と、ここまでミュージカルの故郷であるアメリカの話を中心にご紹介してきましたが、ミュージカルの名作を生み出しているのは外国だけではありません!
 たとえば、8月6日に当館でも上演した劇団四季さんのファミリーミュージカル『エルコスの祈り』は、日本で劇団四季さんが生んだオリジナルミュージカル!日本でもすてきな作品がたくさん生まれているのです☆
 また、劇団が上演のために制作するものだけでなく、当事業団のように地域のまちづくりに結びついたオリジナルミュージカルを制作しているところもありますので、ぜひ注目してみてくださいね!

 さて、最後にご紹介するのは、ちょっと変わったミュージカル。
 ミュージカルの曲は基本的にその作品のために作られたオリジナル楽曲なのですが、逆に大人気のヒット曲をミュージカルの歌として使う作品もミュージカルにはあるんです!
 「ジュークボックス・ミュージカル」とも呼ばれるその形式の作品の代表作が『マンマ・ミーア!』
 70年代の音楽シーンで絶大な人気を博したポップスグループ・ABBAのヒット曲の数々とともに、結婚式を控えた母娘と3人の父親候補がゆかいなラブコメディを繰り広げます。
 会場を沸かせたステージのフィナーレは、その劇中で使われたヒット曲「ダンシング・クイーン」にのせて出演者全員が登場!会場と一緒にダンスで盛り上がる中、華やかに閉幕です♪

 ミュージカルの歴史と魅力いっぱいのステージの模様、いかがでしたでしょうか?
 ミュージカルをご覧になるときは、この公演でご紹介したことを思い出しながらお楽しみいただけましたら幸いです☆
 皆様、ありがとうございました!

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