めっきり寒くなって冬の足音も感じるようになってきたこの頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
草津アートセンターでは「芸術の秋」ということで、9月末からこの11月半ばにかけてアミカホールやクレアホールで様々なイベントを開催しておりました!
今回はそのうちの一つ、去る9月30日にアミカホールで開催しましたアミカウィークエンドコンサート「交錯するハーモニーとビートの響宴」の模様をご紹介します♪
出演いただきましたのは、打楽器奏者・宮本妥子さんとピアニスト・塩見亮さんによるアンサンブルユニットDuo-Schlügelzeig!
ともに平和堂財団芸術奨励賞を受賞された経験と国内外で活躍されている実績をもつプロアーティストのお二人は、今回のデュオコンサートで初タッグ。
息ぴったりの演奏で客席いっぱいのお客様を魅了する、とってもすてきなピアノと打楽器をご披露いただきました!
この日お届けしたうちの一曲・「リバーダンス」は、アイルランドの伝統舞踊を元にした音楽やパフォーマンスで有名な舞台作品の曲。
どこか哀愁を感じるメロディーとリズミカルなビート、タップダンスのように下半身だけを動かして靴音高らかに踊るダンサーたちの姿をピアノと打楽器が鮮やかに描きだします!
続く組曲「優しき玩具」は、独特の和音が印象に残る曲、夢見るように優しい曲、どこかとぼけたリズムの曲……などなど、『不思議なタイトルだけど聞けば納得!』の面白い曲がいっぱい!
その曲たちにあわせ、打楽器もたくさんの種類が登場♪
音も形も演奏の仕方も多彩な打楽器たちを、ピアノとともにお楽しみいただきました。
ところで、『ピアノには「打楽器」の要素が含まれている』ということをご存じでしょうか?
ピアノは鍵盤を押すと中でハンマーが動き、内部の弦を叩いて音を出す仕組みになっているのです。
それを全身で感じられたのが、「マトルズダンス」という一曲。
この曲でのピアノは、打楽器と一緒に全身全霊のビートを刻む、まさに打楽器のような大迫力!
激しく躍動する命、原始的な力のうねりを耳で感じるような、かっこよくも凄まじい曲でした。
楽しいひとときはあっという間に過ぎ、気づけば終演の時間。
フィナーレではピアノとグロッケンの透き通る音色が披露され、静かな余韻の残るホールに大きな拍手が響き渡りました。
皆様、ありがとうございました!
このたびすてきな演奏を披露してくださったお二人には、ただいま草津アートセンターのアウトリーチ用プログラム開発にも携わっていただいております。
皆様にご案内できるようになりました際には、ぜひお越しくださいませ♪