おうみ狂言図鑑が、ついにアミカホールへ!
草津にゆかりのあることわざ「急がば回れ」を題材とした新作狂言を上演!
茂山逸平 作・演出による新作狂言「いそがばまわれ」をはじめ、アミカホールでは古典作品「附子」「濯ぎ川」の計3作品を上演します。
上演前に解説がありますので、狂言を初めて鑑賞される方も楽しんでいただけます。
抱腹絶倒間違いなし!
魅力たっぷりの古典芸能「狂言」をぜひお楽しみください。
■「おうみ狂言図鑑」とは?■
2011年から茂山千五郎家の協力を得て、滋賀県を題材にした新作狂言を制作・上演し、現在までに9つの作品が生まれています。これらの作品を「おうみ狂言図鑑」としてコレクションし、滋賀県だけではなく全国でも広く上演され、狂言の「笑い」と「近江」の魅力を発信し、みなさんに親しまれていくことを目指しています。
■出演■
茂山あきら、茂山千五郎、茂山宗彦、茂山茂、茂山逸平、茂山千之丞、網谷正美、丸石やすし、島田洋海、増田浩紀、井口竜也
■上演作品■
【おうみ狂言図鑑2021新作】
◆いそがばまわれ(茂山逸平 作・演出)
主人が太郎冠者を連れて物見遊山に出かけますが、名所を巡りたい主人と名産を味わいたい太郎冠者の意見に折り合いがつきません。一計を案じた太郎冠者は近江八景を勝手次第に作り変え、主人を案内して何とか名産に有り付こうとするのですが、、、
【古典狂言】
◆附子(ぶす)
~見るなと言われたら見たくなるのが人情~
太郎冠者・次郎冠者に留守番を言いつけた主人。桶の中身は附子という猛毒なので絶対に近づかないように、と言って出かけます。二人がこわごわ桶の中を覗き込むと、中身はおいしそうな砂糖。結局すべて平らげてしまい、言い訳のためにと主人秘蔵の掛け軸や天目茶碗を壊して大声で泣きながら主人を待ちます。帰宅後、激怒する主人に二人は…。
◆濯ぎ川(すすぎがわ)
~皆さんのご家庭に心当たりは…?~
毎日、嫁と姑に追い使われる養子の男、この日も裏の川へ洗濯に行けと言いつけられます。まだろくろく時もたたぬうち、やれ蕎麦を打て、やれ水を汲めと次々に用事を言いつけられ、男は「用事を忘れぬよう、紙に書き付けてくれ」と言い出します。嫁と姑は、朝から晩までの用事のことを次々に文にしたため、男に渡します。男は文に書いて無いことはしなくてもよいと、約束をとりつけ、ほんの、ほんのささやかな反抗を試みますが…。
昭和28年初演。飯沢匡 作、武智鉄二 演出。最早古典といわれる昭和の新作狂言。
●来館時にはマスクをご着用ください。
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●入場時には体温チェックを行います。入場までにお時間がかかることが予想されますので、十分な余裕をもってお越しください。
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●その他、当館の感染対策ガイドラインにご協力をお願いいたします。
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